つきのわ太鼓療育とは、私がこれまで得てきた作業療法の知識と経験を取り入れた新しい太鼓療育です。
生徒さんそれぞれの特性に合わせたプログラムを立案し、その方に足りないところだけでなく、得意なところをより伸ばすことに重きを置いていきます。基本的なシステムはつきのわ和太鼓教室と同じです。
最初から叩ける方ばかりではありません。まずは太鼓の音に慣れるところから始めます。ご興味を持たれた方は、お問い合せフォームよりご一報ください。
作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である(作業療法学会HPより)とされています。
心身に障害を抱えている方々に対し、木工や裁縫、陶芸、絵画、園芸などの作業を用いてその改善を図ります。お子さんの場合は、遊びやゲームを利用することが多く、「楽しい」と感じる中でのその子の変化が、とても大切です。
和太鼓を用いた療育的指導は、和太鼓チームだけでなく、特別支援学校などでも以前から行われております。運動と音楽の要素を持ち、親しみやすいところもその一助となっていると思われます。
「つきのわ太鼓療育」は、それに作業療法のメソッドをプラスすることで、その方をより理解できるだけでなく、個々にあった指導が可能となります。
さらに、集団指導においては個々と集団の両方を評価し、その関係性を調整しながらの指導を行うため、よりチームワークを高めることができます。
だれでも参加できるつきのわプロジェクトの一環であることから、つきのわのロゴを一番上に据えました。また、太鼓療育の文字の中に、作業療法の英訳(Occupational Therapy)の頭文字である「OT」を入れています。
私だからこそできる、個別のニーズに応えたい、太鼓が叩きたくてもできなかった方々に出会いたい、そんな気持ちをこめています。